Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
のは上手だから、本当らしく巧く書付を拵え、金子で先方へ妾にでも往く積りにして、宜いかえ、兎も角もそうしておくれよ、お互に別れ/\になっても隠れ場所があれば、時々出て逢えるような事がなくっちゃア私も苦労をする甲斐がないよ、私だって身を切られるほど厭だけれども、表向き明るい処をのそ/\歩かれる身の上じゃないから」
松「ウン斯様な書付じゃア何うだえ」
と硯箱を借りましたが、松五郎はもと旗下の用人の忰で、少しく書付が堅ましく出来ました処へ有合わした三文判を押して、おりゅうの名前の下には爪印を捺し、これを懐に入れて橋本幸三郎より五十両の金を取り、松五郎を越後の浅貝の間道を逃がそうと云う企でございます。此方では夜が明けると大騒ぎでございます。
幸「枕元に置いた金側の時計と煙草入がない……」
由「私の烟草入もない」
と是から關善を呼んで派出所へ訴えに成りましたから、早速警察官が御出張に相成り、段々取調べましたが、少しも当りが附かない、随分湯場は稼ぎ賊が多いものでございます。
四十八
翌朝に成ると皆々打寄り届書を書いたり、是から原町の警察署へ訴える