Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きりがくれいかほのゆけぶり

霧陰伊香保湯煙

三遊亭 円朝

Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme

Aozora Bunko

のを取上げ透し見て、

幸「ムヽ、是はおりゅうの寐衣と帯だが……おい由さん、何を為て居るんだ、私は此処に居るよ」

由「へえ……私はとても其処までは参られませんよ、へえ」

幸「チョッ……困るなア」

と云ったが浮かり倉の方へ這入り、盗賊に長い刀を提げて出られちゃア堪りませんし、由兵衞はぶる/\して役に立ちませんから、幸三郎が自身に駈出して参ると、丁度巡行の査公に出会いました。

五十三

幸「只今私宅へ強盗が押入りまして、家中に血が垂れて居りますから、直に御出張を願います」

巡「ウン承知致した」

と云ったが、一人では万一賊の方が多勢ではいけませんから派出所へ立帰り、呼子にて同僚を集め、四人ばかりにて其の場へ駈附け、裏口台所口桟橋の出口へ一人ずつ立番をして居り、一人が表口からズーッと這入り、段々取調べると、

幸「今年十六才になりますお駒と云う少女が見えません、尤も同人の寝衣、扱き等が倉前に落ちて居りますから、賊が倉の中に隠れて居りまするかも知れません」

と申しますので、是から段々取調べました処何処にも居りませんが、大した品物を盗んで参りました。