Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
の、尼に成るのと馬鹿なことを申すから、旧弊な私でさえ開けぬ女だと意見を云うて居る位で、尤も別に支度はない、貧乏士族だから心に任せんが、少しは田地を買って持って居ます」
幸「へえ、然うなれば私も嬉しゅうございますが、余りお手軽で殿さま御冗談ばかり仰しゃって、私のような町人風情へ」
由「旦那ア遠慮をしちゃアいけませんよ、是は自然にちゃんと斯う云う事に出来て居るんでげす……、え、由兵衞申上げますが、これは出雲の神さまが御縁を八重に結んで、伊香保結び四万結びこま結びてえ事になってるんでげすから、是は是非願いましょうじゃアありませんか」
修「今直ぐと云う訳ではない、貴方も旅の事だから何れ又改めて私がお話に出るで、是は只ほんの下話だけで」
由「いえ下話より上話に願いたいもので、是は何うか」
修「然うなれば誠に芽出度い」
と云われると、お藤は慕う人の事ゆえ真赤になりましてモジ/\為ながら、
藤「私のような不束者を其の様な事を仰しゃって橋本さん…」
と云う中に自然と情の深い処が顕われます。此方も貰いたいから話も早くおッ附きました。
修「何れ改めて私が出る」
と其の晩は此家へ一泊致し、翌日一方は足利へ立ちましたが、これも奇縁でございまして、改めて久留島修理殿が東京へ出て参り、橋本幸三郎の母に会って右の縁談を申入れると