Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
ような事ア出来ねえから、尋常に縄に掛って、派出も近えから引かれて往くが宜い、然うして是まで犯した悪事を自訴するが宜いわ、若しじたばたすれば汝腕を引ン捻るぞ」
と逃げもすれば殴飛す勢いで、市四郎は拳を固めて扣えて居ます。松五郎お瀧の両人は多勢に云い捲られ、何も云わず差俯向いて居ました処へ、
山「少々御免下さいまし」
と這入って来ましたのはお山、年齢五十五でございますが、昔気質の武家に生れ、御新造と云われた身の上だけに何処か様子が違います。娘小峰年齢二十五歳で、最う分別も附いて居ります。母と娘は摺寄りまして、
やま「皆さん御免くださいまし」
小峰「お母さん、もっと先へ出てお云いなさいよ」
やま「あい……さ松五郎、此処へ出ろ」
松「ヤお母アか……これは何うも面目ねえ、何うして此処へ来た」
やま「なに……これ人非人……その形姿は何んだ、能くもずう/\しく其様な真似をして此処へ来て、まだ性懲もなく悪事をするな……皆さま何ともお恥かしくって申そうようはございませんけれども、此の者はね貴方……少さい時分から碌でなしの根性で、放蕩無頼で、何う云う訳か他人さまの物を盗み取りましたり、親の物を引浚って逃げます