Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きりがくれいかほのゆけぶり

霧陰伊香保湯煙

三遊亭 円朝

Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme

Aozora Bunko

茂「なに、お茶も何も飲みたくはない、留守中おくの身体を大切にしなよ」

くの「はい、貴方が横浜から帰って来たらば、ちょっくら栄町の家を訪ねますから」

茂「あいよ、子供を頼むよ」

と何も彼も人情が分って居ながら、諦めの附かんと云うものは因縁の然らしむる処でもございましょうが、茂之助は松五郎お瀧の二人を殺し、自分も腹を切って死ぬ決心故、是がもうおくのゝ顔の見納めかと、後を振返り/\脇差を腰に差して帰って往く後姿を見送って、

くの「はてな、彼の顔色は……うっかり脇差を渡したのは悪かったが、事に寄ったらお瀧さんを殺す心でも有りゃア為ないか、私が猿田へ先へ往って此の由をお瀧に知らせようか」

と心配して居ります。斯くとも知らず茂之助は猿田村の取付なる彼の松五郎の掛茶屋へ斬り込むと云う、大間違になりまする処のお話でございます。

十五

えゝ、久しく上方へ参りまして大分御無沙汰を致しました。新聞にも僅か出しまして中絶いたしました霧隠伊香保湯煙のお話で、央からお聴に入れまする事でございますが、細かい処を申上げると、前々よりお読み遊ばした