Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
訳ではございません、独逸のお医者様が仰しゃったので、日本温泉論にありますそうで、随分大臣方がお出向になります。何う云うものか俚諺に、旅籠屋のことを大屋/\と申します。此の大屋の勢いは大したもので、伊香保には結構なのが沢山ございますが、中にも名高いのは木暮金太夫、木暮武太夫、永井喜八郎、木暮八郎と云うのが一等宜いと彼地で申します。木暮八郎の三階へ参って居ます客は、霊岸島川口町で橋本幸三郎と申して、お邸へお出入を致して、昔からお大名の旗下の御用を達したもので、只今でも御用を達す処もござりますが、まア下質を取って金貸と云うのだから金満家でございます。お父さんは亡って、当人は相続人になりました。只た一人のお母さんがありまして、幸三郎に嫁を貰った処が、三年目に肺病に罹りまして、佐藤先生と橋本先生にも診て貰ったが、思うようでなく、到頭死去りました。今は独身で嫁を探して居る身体、まだ年が三十七と云うので盛んでございまする。箱根へ湯治に行ったが面白くない、今度は伊香保へ行って見よう、一人では淋しい、連れをと云うので、是れは木挽町三丁目の岡村由兵衞と云う