Japanische Klassiker mit Furigana
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あおいほしのくにへ
青い星の国へ
小川 未明
Lesen Sie 青い星の国へ (あおいほしのくにへ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.745 Zeichen · 8 Bildschirme
「東京から乗ったのです。そして、つぎのつぎの、停車場で下りますの。」
「着くと暗くなりますの。」
おばあさんは、それぎりだまってしまいました。雪の曠野を走って、ようやく、目的地に着きました。しかし、急に思いたってきたので、通知もしなかったから、この小さな寂しい停車場に降りても、そこに、上野先生の姿が見いだし得ようはずがなかったのです。
手に、ケースを下げて、不案内の狭苦しい町の中へはいりました。道も、屋根も、一面雪におおわれていました。寒い風が、つじに立っている街燈をかすめて、どこからか、枯れたささの葉の鳴る音などが耳にはいりました。
どちらへ曲がったらいいかわからなかったので、しばらくたたずんで、きかかった人に、教会堂の在所をたずねますと、すぐわかって、そこから三、四丁のところでありました。
雪催いの曇った空に、教会堂のとがった三角形の屋根は、黒く描き出されていました。そして、かたわらの小さな家から、ちらちらと灯がもれていました。年子は、刹那の後に展開する先生との楽しき場面を想像して、胸をおどらしながら入ってゆきました。
先生のお母さんらしい人が、夕飯の仕度をしていられたらしいのが出てこられました。