Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

あおいいしとメダル

青い石とメダル

小川 未明

Lesen Sie 青い石とメダル (あおいいしとメダル) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.652 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

たのでないかしらんと、胸がどきどきしました。勇ちゃんは、外へ飛び出していって、クロの姿を見るまでは、安心されなかったのであります。

ある日、勇ちゃんは、徳ちゃんが、銅製のメダルを持っているのを見ました。そのメダルは、ちょうど、畜犬票が、古くなったような、大きさも、色合いも、そっくりでありましたので、もしこれを犬の首輪にぶらさげておいたら、だれの目にも、畜犬票と見えるであろうと思いました。

「徳ちゃん、そのメダルを、僕にくれない?」

と、勇ちゃんは、いいました。

徳ちゃんは、目をまるくして、驚いたというようなようすをして、

「これは、僕、やっと人からもらった大事なやつなんだぜ。デッドボールの優勝メダルだからな。」と、徳ちゃんは、答えました。

「なにかと交換しようよ。」と、勇ちゃんは、いったのです。

「どんなものと?」

「万年筆と……。」

「いつかのかい、あんなものはいやだ。だってプラチナがなくなって、そのうえ、こわれているんじゃないか? あんなもの、字なんか書けやしないもの。」

「じゃ、僕の持っているもので、なんでも、君の好きなものと換えてくれないか。」

勇ちゃんが、こういうと、徳ちゃんは、メダルを勲章のように、自分の胸のあたりにつけるまねをしてみせました。