Japanische Klassiker mit Furigana
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あおいふろしきづつみ
青い風呂敷包
大倉 燁子
Lesen Sie 青い風呂敷包 (あおいふろしきづつみ) von 大倉 燁子 (おおくらてるこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.612 Zeichen · 28 Bildschirme
「美佐子の証言から、彼女の犯行だと決定しても?」
「必ず真犯人を挙げて、その証言を覆えして見せます」
杉村は微笑して、
「じゃ美佐子を召喚して、直ぐ調べよう」
「そう仰しゃるだろうと思って伴れて来ました。階下に待たせてありますから、喚んで来ます」
間もなく山本は美佐子を伴れて来た、二十一二位の、おとなしそうに見える女だった、彼は彼女を残して室を退いた。
「君は、昨夜ずっと初子と一緒にいたのか?」
と杉村が訊いた。
「ええ、いましたわ、暁方まで――」
「吉川と初子とは、――どんな関係だったんだ?」
「ゴリラとは別に何もなかったんでしょう」
「じゃ、川口とは?」
「川口さんは最初、姉の初子さんに夢中だったんですの。あの方利口者だから好い加減に待遇って搾っていたんですが、私立探偵の山本さんッていうパトロンがある事が分ったもんだから、川口さん怒って、欺されたって一時大騒ぎをやってましたが、そのうちにどういう風になったんだか、妹の百合ちゃんと仲好くなったんです。無論初子さんが紹介したんですがね、百合ちゃんは姉さんのように手腕はないけれど、温和しいものだから、川口さんすっかり気に入っちゃって、初子さんの事は断念めたんですの。