Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいしゅんのいきのあと

青春の息の痕

倉田 百三

Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme

Aozora Bunko

私は運命を認めます。そしてそれをわれに非なるものと感ずるときはデスペレートなニヒリズムになるほかはないと思います。私のねがいはこの抵抗すべからざる力を正しきもの、われに愛なる神の摂理として感ずるようになりたいことです。これは私の根本信念です。私はいつも申しますように世界(現われたる世界のみでなく)をコスモスと信じます。そしてその実感に達するまではいかにイヴィルが重なり来たろうとも絶望する気はありません。私はオプチミストです。光の子です。今は涙に濡れていますけれどけっして呪いの息を吐かないつもりです。「おお、美しき世界よ、よきつくり主よ、私は感謝いたします」といいうるまで、あらゆる悲しみと悲しみを耐え忍ぶ気です。

私は「毀たれざる生活」を求めます、そしてそれは任受の生活、運命とともに生死する生活のほかにはないと思われます。そのほかの生活はことごとく運命に当って崩れます。個人の意志というようなものは最も脆いもので、それ自身では、確実に立つことはできないと思われます。私は任受の心持ちをあきらめとはいいたくありません。「善きもの」に任せるのはあきらめではありますまい。