Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいしゅんのいきのあと

青春の息の痕

倉田 百三

Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme

Aozora Bunko

私は深き深き意味にてソシアリチーということを重んじ出しました。なぜ世の人はかくまでにかたくなにて怨みを結びまた争うのでしょう。私は新聞を読むのが苦痛でなりません。読まねば社会に冷淡だと思って心が咎められ、読めば苦しいのです。何もかも私の心には適いませんから。そして同胞を救う力がないことをまざまざと感じさせられますから。私はどうも周囲の出来ごとに心を乱されずに生活することはできません。そして周囲が幸福でなくては私も幸福になれません。私はしみじみとミットレーベンということを感じゴッホのコラボレーションを思います。そして私の天稟のなかに何らかのよきものがありますならばそれを他人に与えるような生活がしたいと思います。

私は長らく病院にいてそして歩むこともできませんけれど、生活内容には不自由いたしません。私には天も星も樹木も草花も鳥もまた何よりも人間の群れが私の周囲にあります。幾多の問題を含んで私に臨みます。私が十分まじめでありますならば、私は生活の材料を失いはしません。私は退屈などは申したくございません。久保さん、私はあなたに悦んでもらうことには私はだんだん愛の人となるようです。