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Japanische Klassiker mit Furigana

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『しゅっけとそのでし』のついおく

青春をいかに生きるか

倉田 百三

Lesen Sie 青春をいかに生きるか (『しゅっけとそのでし』のついおく) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 94.413 Zeichen · 190 Bildschirme

Aozora Bunko

そこに人間の最も人間らしい悩みの中心課題があり、そこからまた従って英知とか諦めとか悟りとかいうものが育ってくるのである。人生の離合によって鍛えられない霊魂の遍歴というものは恐らくないであろう。

合うとか離れるとかいうことは実は不思議なことである。無数の人々の中で何故ある人々と人々とのみが相合うか。そしてせっかく相合い、心を傾けて愛し合いながら終わりを全うすることができないで別れねばならなくなるのか。仏教では他生の縁というような考え方をするが、かりそめに対すれば、こうしたこともただかりそめの偶然にすぎないけれども、深く思えばいろいろ意味のあることである。結婚などというものは星の数ほどの相手の中から二人が選び出されて結び合うその契機の最大なものはこの縁であるといってよい。だから仏教には昔から合い難き師に合うとか、享け難き人身を享けてとか、百千万劫難遭遇の法を聴くとかいってこのかりそめならぬ縁の契機を重んじるのである。人と人との接触というものは軽くおろそかに扱えばそれまでの偶然事で深い気持などは起こるものではない。合うも別れるも野面を吹く風の過ぎ去る如くである。