Japanische Klassiker mit Furigana
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ふううのばんのこぞうさん
風雨の晩の小僧さん
小川 未明
Lesen Sie 風雨の晩の小僧さん (ふううのばんのこぞうさん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.030 Zeichen · 10 Bildschirme
こうして、家を出たからには、何事も自分のことは、自分の力でするという決心が肝要なのだ。そして、親に心配をかけるのが、なによりも不孝であると知らなければならない。」と、主人は、諭すように、いったのでした。これを聞いたときに、信吉は、いままでの自分の意気地なしが、真に恥ずかしくなりました。
「ああ、こんなもののわかった主人を持ちながら、それを幸福と思わずに、いつまでも田舎を恋しがったり、ちょっとした病気でも知らしてやったりして、ほんとうに悪かった。」と、後悔しました。彼は、自分のまちがった行為に気づくと、すぐに心から反省する純な少年であったのです。
彼は、そろそろ仕事ができるようになったので、田舎の両親へあて、はがきを出しました。
「寒くなりましたが、ご両親さまには、お変わりもありませんか。私のかぜは、もうすっかりなおって、起きられるようになりましたからご安心ください。今後よく辛棒して働きます。大きくなって出世いたします。」と、それには書いてありました。
前後して親しかった友だちから、手紙がとどきました。
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なつかしき信吉くん。