Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
うまをころしたからす
馬を殺したからす
小川 未明
Lesen Sie 馬を殺したからす (うまをころしたからす) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.401 Zeichen · 11 Bildschirme
これはだんだん彼らに馴れていかなければならぬと、初めは離れたところで、からすは地面に降りて餌を探していました。
しかし、いくら同じように黒っぽくても、からすとはととは、ちょっと見てもよくわかります。子供らは、からすを見つけると、石を拾っていっせいに投げつけました。
いろいろのことを思って、茫然としていましたからすは、不意に石が飛んできたので、びっくりして立ち上がりました。そして、木の枝に止まって下をながめますと、子供らは、なお自分を目がけて石を投げるのであります。
からすはしかたなく、その社の境内から逃げ出しました。けれど、どこへいっても、自分を仲間に入れてくれるはとの群れはありませんでした。そして、人間に見つけられると憎まれ、また追われました。ちょうどそのことは里にいたときも同じことです。むしろかえって、都のほうがいっそうひどいように思われました。
からすは、はとの仲間入りすることは断念しましたが、都の空は煙でいつも濁っていて、それに、餌を探すようなごみためがいたって少ないので、そこにいる間は餓えを忍んでいなければなりませんでした。からすは、この都がちっとも自分にとって、いいところではありませんでした。