Japanische Klassiker mit Furigana
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たかいきとからす
高い木とからす
小川 未明
Lesen Sie 高い木とからす (たかいきとからす) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.947 Zeichen · 4 Bildschirme
「いつか、鳥屋のおじいさんが、からすの子供を上手に飼うとおもしろいといったよ。」と、一人がいいました。
「どうしてかい?」と、ほかの一人がたずねました。
「よくなれると、人のいうことをきくし、いろいろな口まねをするって。」
「そうかい。そんなら、僕、巣をとって、からすの子を飼おうかな。」といったのは、重ちゃんでした。
「重ちゃん、およしよ。からすは親孝行の鳥だと、うちのおばあさんがいったよ。子供の時分、やしなってもらったご恩を忘れないで、大きくなると、年とった親を食べさせてあげるって。」と、一人の子がいいました。
すると、別の子が、
「学校の先生は、からすは害鳥だ。まいた豆や麦をほじくりだして食べるから、畑へきたら、追っぱらえといったよ。」といいました。
重ちゃんは、どちらが正しいだろうかと、だまって、聞いていました。
しかし、重ちゃんは家へ帰ると、物置から、あいている鶏かごを取り出して、きれいにそうじしました。それから、ひとりで林の方へといきました。
林へきてみると、高いすぎの木が、ほかの木立を見おろして、こんもりとした姿で、そびえていました。青い空と、白い雲が、足ばやに走っていました。