Japanische Klassiker mit Furigana
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おうがいのおもいで
鴎外の思い出
小金井 喜美子
Lesen Sie 鴎外の思い出 (おうがいのおもいで) von 小金井 喜美子 (こがねいきみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.675 Zeichen · 254 Bildschirme
是は追々新聞広告に見え候通り、当月十五日迄に願書御出被下たく、右科中に英語、和文、音楽(○是は西洋ピヤノより舞踏まであり)、日本の琴も間にあり。右学ばせ候はゞ可宜かなど考候。御考承度、不取敢得貴意度候。早々。
二月三日美静
森静男様
尚々皆様へ宜敷御願申候也。
こんな不規則な稽古では仕方がないと、誰もいっていたのでしたから、すぐ願書を出しますし、洋行中のお兄様にも通知します。田舎育ちの者が、知人もない中央の学校へ受験に行くというのを案じたのでしたが、すぐに独逸から返事が来て、不合格でも心配するなとあったので、気が楽になりました。
幸に入学しましたが、入学すると今までと違って、ぐずぐずしてはいられません。乗物の不自由な頃ですから、お祖母様と一緒に本郷の素人下宿に移り、そこから学校通いです。それでもう福羽邸通いはやめました。
学校を終るとすぐに縁づきましたので、福羽氏にはいよいよ御疎遠になりましたが、事あるごとにお知らせだけはしておりました。
御文細々拝見、先般も難有候。皆々様、御安全めで度、くれぐれ御悦申上候。小生年賀にて森さまへさし上候事細々御示。