Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ああぎょくはいにはなうけて

ああ玉杯に花うけて

佐藤 紅緑

Lesen Sie ああ玉杯に花うけて (ああぎょくはいにはなうけて) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 126.617 Zeichen · 250 Bildschirme

Aozora Bunko

「うむ帰ったか」

先生は注意深くかれの一挙一動を見る。

「学校はどうだ」

まず学校のようすをきき、それから友達のことをきく。

「どんな友達ができたか」

「あんこうというやつがあります。口がおそろしく大きいんでりんごを皮ごと二口で食ってしまいます。それからフンプンというやつがあります。これは一年に一ぺんもさるまたを洗濯しませんから、いつでもフンプンとしています。それからまむしというやつ、これは生きたへびを頭からかじります」

「ふん、勇敢だな」

先生はにこにこする。

「この三人はみんなできるやつです。頭がおそろしくいいやつです、三人とも政治をやるといってます」

「たのもしいな、きみとどうだ」

「ぼくよりえらいやつです」

「そうか」

先生が一番注意をはらうのは友達のことである。かれはそのまむしやフンプンやあんこうがどんな話をしてどんな遊びをしてどんな本を読んでるかまでくわしくきいた。

「活動を見るか」

「さかんに見ましたが、あれは非常に下卑たものだとわかったからこのごろは見ません」

「それがいい」

先生は安場がいつも友達の自慢をするのをすこぶる嬉しそうに聞いていた。人の悪口をいったり、自慢をいったりするのは先生のもっともこのまざるところであった。