Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ああぎょくはいにはなうけて

ああ玉杯に花うけて

佐藤 紅緑

Lesen Sie ああ玉杯に花うけて (ああぎょくはいにはなうけて) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 126.617 Zeichen · 250 Bildschirme

Aozora Bunko

「なにを?」

「喧嘩か、喧嘩するなら外へでてやろう、ぼくが手塚と話をすますまで待て」

光一はこういってじっとろばの顔をのぞいた、ろばはだまった、そうして隣席の女の子がかじりかけたりんごを取ってがぶりとかじった。

手塚は光一の権幕におそれてしぶしぶ席を立った。ふたりは外へでた。と向こうのくだもの屋の前で彰義隊がひとりの学生と話をしていた。光一はハッと思った。

「手塚隠れろ、荷車の横を歩いていこう」

ふたりは彰義隊に見つからぬように群衆にまぎれて材木屋の前へ出た。

「なんの用だ」と手塚は不平そうにいった。

「きみは制裁を受けなきゃならなくなったんだ、その前にぼくは一応きみに忠告する、ぼくの忠告をきいてくれたらぼくは生命にかえてもきみを保護しようし、また学校でもきみをゆるすことになっている」

「ゆるされなくてもいいよ、ぼくはなんにも悪いことをしない」

「それがいけないよ、なあ手塚、人はだれでも過失があるんだ、それを改めればそれでいい」

「ぼくに改めるべき点があるのか」

「あるよ、手塚、学校ではね、このごろ不良少年があるといってしきりにさがしてるんだ、その候補者としてきみが数えられている」