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Japanische Klassiker mit Furigana

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あとがき(『みやもとゆりこせんしゅう』だいじゅういっかん)

あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)

宮本 百合子

Lesen Sie あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻) (あとがき(『みやもとゆりこせんしゅう』だいじゅういっかん)) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.691 Zeichen · 11 Bildschirme

Aozora Bunko

一九四八年のなか頃から、国内にたかまってきている民族自立と世界平和と、ファシズムに反対する文化擁護の機運は、決して一部の人の云っているようにジャーナリズムの上の玩具ではない。こんにち、平和を支持し、ファシズムに反対する作家たちの一人一人が、その創作の現実で、新しいより社会的な創作方法にまで歩み出しているとは云えないけれども、日本の現代文学が世界の文学として生存してゆくための意味深い本質的萌芽は、すでに日本のうちに流れるこれらの世界精神の潮流とともに動いている。

そういう今日に立ってこの集にあつめられている一九三七年から四一年までの文芸評論をよむことは、決して無駄ではないと思う。なぜなら今日(一九五〇年)またふたたび「大人の文学」を放言して、パージにかかわらず事大主義の政治的発言にまで立ち至っている林房雄の考え方は、一九三七年彼が官吏・軍人・実業家の関心事、すなわち侵略と搾取への情熱を文学の中心課題とすべきであるといった本質と、なんらちがったものでないことを知ることができる。かつて青野季吉が「プロレタリア文学の根強さの上に安んじて云々」といったことは、佐多稲子の小説「虚偽」