Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あらしのまえのきととりのかいわ
あらしの前の木と鳥の会話
小川 未明
Lesen Sie あらしの前の木と鳥の会話 (あらしのまえのきととりのかいわ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.335 Zeichen · 9 Bildschirme
そのうちに、とうとう馬は、橋を渡って、重い荷車を引いていってしまいました。このとき、先刻、馬を「かわいそうに。」といった人が、そばの男に向かっていったのです。
「人間は、ああして、馬や、牛をずいぶん思いきった使い方をしているが、幸いに馬や、牛がものをいえないからいいようなものの、もし馬や、牛が、ものがいえたら、きっとそんな使い方はできないだろう。けっして、黙ってはいないからね。ものがいえないで幸いだ。」といいました。すると、相手の男は、それに、答えて、
「たとえ、ものがいえなくても、馬や、牛や、また、ねこや、犬が、笑ったり、泣いたりしたら、どうだろうね。」といいました。
「どんなに、気味の悪いことか。」と、二人は、こういって笑いました。
子供は、この話を帰ったら、父や、山の木や、鳥に、話してやろうと思いました。
子供は、街を歩いていますと、鳥屋がありました。大きな台の上で、男が、三人も並んで、ぴかぴか光る庖丁で鶏の肉を裂き、骨をたたき折っていました。真っ赤な血が、台の上に流れていました。その台の下には、かごの中で他の鶏が餌を食べて遊んでいました。
鳥屋の前に、二人の学生が立って、ちょっとその有り様を見てゆきすぎました。