Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あるニュー・フェイスへのてがみ

あるニュウ・フェイスへの手紙

岸田 国士

Lesen Sie あるニュウ・フェイスへの手紙 (あるニュー・フェイスへのてがみ) von 岸田 国士 (きしだくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 49.146 Zeichen · 96 Bildschirme

Aozora Bunko

君の如きは、脚本の一片を両手で恭しく捧げ持っている。「神妙にやってる」などと批評家に褒められるのは、俳優が一人前でないといわれているようなものです。

君ならすぐに呑み込んでくれると思うが、今の日本の新劇に、ともかく、演出の上でも、演技の上でも、一番欠けているのは、或は、閑却されているのは、なによりも「流露感」だと思います。上滑りをしてもいいというのではない。いい言葉がなかなか見つからないのだが、つまり、フランス語の Spontan※(アキュートアクセント付きE小文字)it※(アキュートアクセント付きE小文字) です。英語でも多分 Spontaneity は同じ意味に使われると思いますが、自然に、後から後へ続いて出て来る一種の快調を指すのですが、それは決して、無理に押し出すのでもなく、しぼり出すのでもなく、いかにも楽々と、豊かに、あふれ出る有様をいうのです。

君は最近翻訳の出たエリオットの「カクテル・パァティー」という戯曲を読みましたか? 原作は韻文だそうだけれども、そのためもあつてでしょう、福田恆存君の訳でも非常に流暢な、しかし、ひとひねりした会話の連続です。