Japanische Klassiker mit Furigana
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あるひのせんせいとこども
ある日の先生と子供
小川 未明
Lesen Sie ある日の先生と子供 (あるひのせんせいとこども) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.639 Zeichen · 8 Bildschirme
それは、寒い日でありました。指のさきも、鼻の頭も、赤くなるような寒い日でありました。吉雄は、いつものように、朝早くから起きました。
「お母さん、寒い日ですね。」と、ごあいさつをして震えていました。
「火鉢に、火がとってあるから、おあたんなさい。」と、お母さんは、もう、朝のご飯の支度をしながらいわれました。
吉雄は、火鉢の前にいって、すわって手を暖めました。家の外には、風が吹いていました。そして雪の上は凍っていました。
「いま、熱いお汁でご飯を食べると、体があたたかくなりますよ。」と、お母さんは、いわれました。
そのうちに、ご飯になって、吉雄は、お膳に向かい、あたたかなご飯とお汁で、朝飯を食べたのであります。
「番茶がよく出たから、熱いお茶を飲んでいらっしゃい。体が、あたたかになるから。」と、お母さんは、吉雄の、ご飯が終わるころにいわれました。
吉雄は、お母さんのいわれたように、いたしました。すると、ちょうど、汽車の汽罐車に石炭をいれたように、体じゅうがあたたまって、急に元気が出てきたのであります。
吉雄は、学校へゆく前には、かならず、かわいがって飼っておいたやまがらに、餌をやり、水をやることを怠りませんでした。