Japanische Klassiker mit Furigana
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Lesen Sie いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.226 Zeichen · 128 Bildschirme
此金は義勇艦隊に寄附する積りである。忠公が猿になって、六公が熊になって、乃公は怪物になった。その外種々余興があった。
乃公は先ず散髪屋へ行って、クリクリ坊主にして貰い、忠公に顔と手を赤インキで塗って貰った。そして伯父さんの入歯を頬張った。鏡を見た時には乃公じゃないと思ったくらい怖い顔だった。金歯が光っている。悪い事には水を飲みに行って、入歯を井戸の中へ落してしまった。代りが出来て来るまでに伯父さんは餓え死んでしまうかも知れない。
六公は驢馬を持っている。此驢馬を象の子に仕立てて、乃公が其上で芸当をした。忠公のお母さんの肩掛を着せたら、少しは象らしくなったが、牙がなくては何うも拙い。それで何かの益に立つだろうと思って持って来た伯父さんの喇叭を啣えさせた。けれども驢馬なんてものは考えがないから、終にはラッパを噛砕いてしまった。
こんな事情で伯父さんは今日からホテルへ引越して行った。彼んな小僧は最早甥とも何とも思わないといったそうだ。乃公だって疾うから彼んな守銭奴を伯父さんだなんて思ってやしない。けれどもお島が内証で話した所によると、乃公は悪戯をした為めに大変な損をしたそうだ。