Japanische Klassiker mit Furigana
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Lesen Sie いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.226 Zeichen · 128 Bildschirme
此野郎仕事が厭なもんで、何んでも無い無いと言う。
「筆は乃公が持っている。お父さんの大きいのがある」
彼の門には番人がある。それに毎日参詣人が多い。忠公は屹度捕るだろうと思っていたら、夕方になって成功して帰って来た。乃公は此れには少し驚いた。
今日の新聞に此んな事が出ていた。
「一週間ばかり前に天岳寺の境内を通抜けたら、義士の墓の門札が、何人の悪戯か『ぎしばか』としてあった。其時は笑って過ぎたが、今日通ったら、門札は依然『ぎしばか』でいる。都の名寺を預っている当局者は此れでは余り無責任ではなかろうか。(世話焼生)」
無責任て一体何の事だろう。彼はペンキだからなかなか取れやしない。新聞というものは当局者という字と無責任という字を無暗と一緒に使いたがるものだ。丁度牛肉に葱、柳に蹴鞠、ヤソにお太福、森川さんにお春さんというように、当局者と無責任を離しても離れないものと心得てるのだろう。無責任な奴だ。
此頃はお父さんが大変心配している。毎日夕方になると小い新聞の来るのを待ち焦れて、其を見ては又下ったと言う。何でも金棒が下ったのだそうだ。金棒って何かと聞いたら、お島は株の事だといった。