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Japanische Klassiker mit Furigana

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「うどんくい」

「うどんくい」

宮本 百合子

Lesen Sie 「うどんくい」 von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.478 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

甘いものと天ぷらが食べたいものの圧倒的多数を占めている事実も、私たちの実感に通じている。

この食べもの調査は相当こまかに分類もして調べられているのだが、家庭の主婦についての調査項目がなかったのは何故だったのだろう。家庭の主婦の心労や骨折や或は無智が、職工さんのお弁当の量は多くて質の足りない組合わせを結果して来てもいるだろうし、代用食と云えばうどんで子供は食慾もなくしている始末にもなっていよう。何をたべたか、何がたべたいかという結果として出たところで調査した上は、もう一歩進めて、家庭の主婦が今痛切に何をたべさせたがっているか、何を求めているかという実状に即して統計をとって見る必要があるだろうと思えた。主婦そのものが、家族のために食べものをやりくりして自分は慢性の栄養不良に陥っていることは、何も昨今の日本にはじまったことではなかった。経済の困難が一定の限度をこえるとその家の妻、母である女性がいつも先ず第一に自身を飢えさせて来た。今日一般に主婦の面している困難には米の量のやりくりについてもそれにやや似た現象が到るところにある。外で食べる人々についての調査の半面に、家庭にいる主婦の声も統計されて、初めて全面に亙る国民食の課題の参考となるだろう。