Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
おくみさんとそのしゅうい
お久美さんと其の周囲
宮本 百合子
Lesen Sie お久美さんと其の周囲 (おくみさんとそのしゅうい) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.369 Zeichen · 149 Bildschirme
、第3水準1-91-24)子は却って金の催促をされる様な顔を仕ながら、
「あの橋本の事を種々御面倒になって居りますそうですけれど、どんな工合になりましたろうね。
祖母も気を揉んで居りますし、東京の家でもなるたけ早く極りをつけたいと云ってますから。
とやっとの思いで口を切った。
「ああその事ですか。
それはね、ほんとにお気の毒様なんですけれど、思う様に行きませんのですよ。
第一向うは商人ですからね。
そんな事になるとなかなか抜目なく立ち舞いましてね。素直においそれとは出しませんですよ。
「そりゃあそうでしょうってねえ。
ああ云う風な商売をして居ては金を借りるのにもなれてましょうから。
けれ共近頃に行らっしゃっていただけたでしょうか。
「さあ、どうでございますかね。
もう此頃は何ですか、いそがしがって、御覧の通り今日ももう家に居ませんのですから。
きっと又思いながら行かれないで居るんでございましょうよ。
それにああ云う事はどうも機が有りましてね。
「ほんとに御いそがしいのに御無理でしょうからね。
祖母も、あんなに用が沢山御あんなさるのに御たのみして置くも心ないって云って居ますんですから、あんまり御面倒の様でしたら御遠慮なく御断り下すった方がようございます。