Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

おくみさんとそのしゅうい

お久美さんと其の周囲

宮本 百合子

Lesen Sie お久美さんと其の周囲 (おくみさんとそのしゅうい) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.369 Zeichen · 149 Bildschirme

Aozora Bunko

「今日はどうしたの、

どうして此那に早く来られたの。

「今日?

まあね、そりゃあ好い事が有るのよ。

伯母さん達がY市へ行って留守になったの。

「そう、まあ、そいで、

いつ立ったの、昨日。

「いいえ、今もう一寸さっきなの。

私ね、町の辻さんの所へ行かなきゃあならないんだけれ共、行きがけに一寸およりしたの。

思い掛けない事が有るわねえ。

「ほんとにねえ

いつ頃帰るの。いずれあすこまで行ったんだから四五日か一週間位は掛るんでしょう。

「ええ、大抵四五日だって。

「じゃあ毎日家へ来て居らっしゃい。

「駄目よ。

辻さんの所へ行って居なけりゃあならないから。

「どうして。

ずうっと行ってるの。

「ええ帰って来るまで。

「まあ、そう。

そいじゃあ仕様がない。

ああ、そうそう、

この間木曜に大騒ぎだったんだってねえ。

貴女何ともなかったの。

心配したんですけどねえ、私も丁度工合が悪かったもんで行かれもしなかったけれど。

「なんでもなかったのよ、

彼那事。

伯父さん達があんまりな事を仕たんだから、あたり前だわ、あの位されるのは。

「そんならよかったけれど、

あの一寸前の日に貴女の所へ行ったんだけれ共、彼の人に追い帰されて仕舞ったのよ、