Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
かいじん二十めんそう
江戸川 乱歩
Lesen Sie かいじん二十めんそう (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 12.492 Zeichen · 26 Bildschirme
いきができないので、およぐほかありません。
「ははははは。きみは、およぎがうまいね。まあ、ゆっくりおよいでいるがいい」
てんじょうで、ひげもじゃのかおがのぞいています。
おまわりさんをのせた二だいのじどうしゃは、ぜんそくりょくではしっていきました。
ポケット小ぞうは、うんてんだいにのって、みちあんないをしています。
はやしがみえてきました。
「あっ、あそこです。こばやしさんがしんぱいです。
いそいでください」
「うふふふふ。さっきから、ずいぶんおよいだね。いったい、きみは、どのくらいおよげるんだね。つかれないかね」
てんじょうのあなから、ひげもじゃの二十めんそうがからかっているのです。
こばやしくんは、すっかりつかれてしまいました。
もう十ぷんもすれば、ちからがなくなっておぼれしぬかもしれません。
「どうだ、こんどこそおもいしらせてやるのだ。ふふふ。くるしいか、かわいそうに、なきべそをかいてるな」
そのとき、へんなことがおこりました。
いままで、わらっていた二十めんそうが、
「わあっ」
と、ひめいをあげたのです。上では、バタン、バタンと、とっくみあいがはじまったようです。