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Japanische Klassiker mit Furigana

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からすとかがし

からすとかがし

小川 未明

Lesen Sie からすとかがし von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.459 Zeichen · 3 Bildschirme

Aozora Bunko

去年の子鳥たちはもう親鳥となって、同じように、その子供たちに向かって、

「あれは、弓というものだよ。」と自分たちのきいた、怖ろしい話をしてきかせました。こうして、鳥たちは、なるたけおじいさんのたんぼに近寄らないようにしていました。

ところが、物忘れをするからすがありました。きいた話を、すっかり忘れて、かがしの上にきて止まりました。そして、カア、カアと鳴きながらかがしの頭をつつきました。

これを見たすずめたちは、びっくりしてどうなるのかと目をまるくしていましたが、しまいに、

「なんだ、からすがとまってもなんでもないじゃないか。」といって、どっと押しよせてきました。そして、長い間自分たちをだましていた正体を見破ってしまいました。

「こんな、まがった竹がなんになるんだ。」といって、すずめたちは弓にとまりました。

旅をして帰った、じいさんの息子が、

「いまごろ、弓なんか持ったかがしなんてあるものでない。どこの田や、圃でも、鉄砲を持った、勇ましいかがしを立てている。」といいました。

これをきいて、太吉じいさんは、

「なるほどそうかな、弓なんて、なにするものか、昔の鳥は知っても、このごろの鳥たちは知るまいて。