Japanische Klassiker mit Furigana
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
Lesen Sie ぐうたら道中記 (ぐうたらどうちゅうき) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 164.113 Zeichen · 332 Bildschirme
思想の進んでいる人はすることが違いますな。迚も私共には真似の出来ない芸当でございます」
と古市の話を続けた。
「一美談ですな」
と三輪さんが感心した。
「白井何といいますか?」
とお父さんは手帳を取り出した。こんなことを時々書き留めたりするところを見ると、ピックウィック・ペーパーズも満更口ばかりじゃないのか知らと僕は思った。尤も団さんは、
「救世軍へでも報告するのかい?」
と冷かしてやはり信用していなかった。
「もう何か他に面白い話はないかね?」
「左様でございますな」
と亭主はこういう閑人にかゝり合っては困るのだろうが、
「お木曳きが一寸見物でございますな」
「お木曳きというと?」
とお父さんは言葉の意味から訊いてかゝった。予備知識の全くない連中だから先生も並大抵でない。一々根本から説明しなければならない。
「内宮さんも外宮さんも二十一年目には必ず御改築になりますが、その折土地の者が総出になって材木を曳くのでございます。『伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ、尾張名古屋は城で持つ、あれやいせ、これやいせ』と歌いながら町を練って歩くところはナカ/\景気のよろしいものでございます」