Japanische Klassiker mit Furigana
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つばめとうお
つばめと魚
小川 未明
Lesen Sie つばめと魚 (つばめとうお) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.208 Zeichen · 5 Bildschirme
月ばかりは、昔から、今日まで、なにを見ても、悲しむこともなければ、また喜ぶこともなかったのです。さながら、つんぼで、おしの女のように、ただ、じっと、この世の中の有り様をみつめているばかりでした。
ある日、つばめは、カンナの花や、さるすべりの花が、赤々と咲いている、公園を飛んでいて、ふと魚たちのことを思い出しました。
「そうだ、私は近いうちに、南の国へ旅だつが、あの魚たちは、その後どうしているだろうか。」
つばめはそう思うと、すぐ町の店へやってきました。すると、いつか熱帯魚のはいっていたガラスのはちには、ふな、はや、たなごなどの、うす墨色をした、川魚の子が、はいっていました。
「もしもし、いつかの魚たちはどうしましたか。」と、つばめは、川魚の子に、ききました。
「ああ、あのきれいな魚さんたちですか、この店のおかみさんが、主人の留守に、水をかえるのを忘れて、みんな病気にしてしまい、おかみさんは、たいそうしかられましたよ。」と、ふなが、おしえました。
「まあ、かわいそうに、そしてどうしましたか。」と、つばめは、友の身の上をしんぱいしました。
「このおくの、別のいれ物へいれてあるようです。