Japanische Klassiker mit Furigana
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とむらいきかんしゃ
とむらい機関車
大阪 圭吉
Lesen Sie とむらい機関車 (とむらいきかんしゃ) von 大阪 圭吉 (おおさかけいきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 186.729 Zeichen · 371 Bildschirme
やがて「トントン」の屍骸をとりあえず線路の脇へとり退けると、主任と博士は早速簡単な検屍をはじめた。が、間もなく主任は堪えかねたように立上ると、誰にもなく呟いた。
「いやどうも、ジツに恐ろしい結末ですなァ……」
すると、まだ「トントン」の屍骸の前へ蹲るようにして、頻りにその柔かな両足の裏をひねくり廻していた博士が、不意に顔をあげた。
「結末?」
と、鋭く詰るように云って、博士は、だがひどく悄然と立上った。
どうしたことか今までとは打って変って、その顔色はひどく蒼褪め、烈しい疑惑と苦悶の色が、顔一パイに漲っていた。
「待って下さい……」
やがて博士が呻くように云った。そして苦り切って顔を伏せると、惑うように暫くチラチラと「トントン」の屍骸を見遣っていたが、やがて思い切ったように顔を上げると、
「そうだ、やっぱり待って下さい。……貴方はいま、結末、と云われましたね?……いやどうも、私は、飛んでもない思い違いをしたらしい……主任さん。どうやらまだ、結末ではなさそうですよ」
「な、なんですって?」
とうとう主任は、堪りかねて詰めよった。すると博士は、主任の剣幕にはお構いなく、再びチラッと「トントン」