Japanische Klassiker mit Furigana
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ねずみとバケツのはなし
ねずみとバケツの話
小川 未明
Lesen Sie ねずみとバケツの話 (ねずみとバケツのはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.785 Zeichen · 8 Bildschirme
そんなこととは知らないものですから、食べたらたいへんでした。」と、ねずみはいって、お礼を申しました。たとえ、りこうなねずみにせよ、それを悟るはずがないからでした。
「ねずみさん、そればかりではありません。毎夜、いま時分……ねこがやってきますから気をおつけなさい。」と、バケツは教えてくれました。ねずみは、この家の付近にすむことの危険をつくづくと感じました。そして、やはり、自分は、あの溝の淵に帰るほうがいいと思いました。ちょうど、雨は晴れて、空には、月が出ていました。
「バケツさん、どうぞご機嫌ようお暮らしなさい。」と、ねずみは別れを告げて、ふたたびさびしい町裏の方を指して出かけました。彼は、道すがら、昔の敵であったバケツが、いま年をとってやさしくなったのを寂しく感じました。