Japanische Klassiker mit Furigana
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ぴかぴかするよる
ぴかぴかする夜
小川 未明
Lesen Sie ぴかぴかする夜 (ぴかぴかするよる) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.228 Zeichen · 5 Bildschirme
都の方に、あまりいかないのも、僕の遠慮がちからなんだ。それで、いつもさびしい野原の方へ、いくようなしだいなんだ。」と、答えました。すると、たかは、空に、もんどりを打ちながら、
「よく、君の心の中は、わかっている。しかし、いつも、野原の方へいくんでは、君も、散歩のかいがないというもんだ。このごろ、都会は美しいぜ。ひとつ、今日は、都会の方へいってみたらいいだろう。」と、たかはいいました。
正直で、信じやすい雷は、たかのいうことに従いました。そして、雷は、方向を転じて、都の方へ進んでいきました。黒雲は雷に、従いました。そして、さながら前ぶれのように冷たい、湿っぽい風は、野面を吹くかわりに、都会の上を襲ったのです。
雷は目の下に、燈火のきらきらとついた都会をながめました。そこからは、自分の鳴る音に負けないほどの、ゴウゴウなりとどろく、汽罐のうなり音や、車輪のまわる音や、いろいろの蒸気機関の活動するひびきをききました。
この有り様を見ると、雷は、ここでは、遠慮をしなくてもいいだろう、という気が起こりました。しかし、雷は、どこへでも落ちていいというような、乱暴な考えはもちませんでした。