Japanische Klassiker mit Furigana
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ものぐさなきつね
ものぐさなきつね
小川 未明
Lesen Sie ものぐさなきつね von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.248 Zeichen · 5 Bildschirme
「この寒いのに、どこへゆくのですか?」と、星はたずねました。
「山に食べるものがなかったから、里へいって鶏でも捕ってこようと思うのだ。」と、きつねはめんどうくさそうにいいました。
星は、びっくりしました。しかし、きつねは、なかなか年をとっていて狡猾でありましたから、星はちょっとだますことはできないと思いました。
「今夜あたり、狩人が寝ずに番をしているかもしれない。」と、星はささやきました。
きつねは、これを聞いてせせら笑いをしました。
「なんで狩人が、鶏の番などをしているものか。」といいました。
「おまえさんは、鶏小舎の在り場を知っているのですか。」と、星はきつねに問いました。
「なに、村の中をうろついてみればすぐわかることだ。」と、きつねは答えました。
星は、目もとに笑いをたたえて、
「そんなことをして、うろついていると、狩人に撃たれてしまいますよ。それよりここに、もうしばらく待っておいでなさい。やがて鶏が鳴く時分です。そうしたら、じきにその小舎を見つけることができます。辛棒が肝心です。」と、星は諭すようにいいました。
「そうしようか。」と、ものぐさなきつねは村の方を見て、そうすることにしました。