Japanische Klassiker mit Furigana
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アラビヤンナイト
アラビヤンナイト
菊池 寛
Lesen Sie アラビヤンナイト von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 58.911 Zeichen · 119 Bildschirme
このくらいの遠さだったと思います。」と、言いました。
そこで、どろぼうはポケットからチョークを出して、カシムの家の戸に白い目じるしをつけました。そして大元気で、森の仲間のところへ帰って行きました。
それからまもなく、モルジアナは、このへんな目じるしを見つけました。
これはきっと、だんなさまに悪いことをしようとする者がつけたしるしにちがいない、とモルジアナは思いました。それで、チョークを取って来て、町じゅうのどの家の戸にも、みんな同じようなしるしをつけて歩きました。
さて、どろぼうたちは、町へ行った仲間から、あの切りきざんだ人間の家がわかったということを聞いて、大へんよろこびました。そしてその晩、戸に白い目じるしのついている家をさして、かたきうちに出かけました。けれども、町までおしかけて来た時、どの家の戸にも同じ目じるしがついているので、どれが目ざす家だか、かいもく知れませんでした。
「ばかめ、これが、りこうな人間のすることかい。お前は、すぐに殺してやるから待っていろ。」
かしらは、けさ見つけに来たどろぼうを、こう言ってしかりつけました。それから、
「仕方がない、どろぼうの家はおれがさがすことにしよう。