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Japanische Klassiker mit Furigana

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イグアノドンのうた

イグアノドンの唄

中谷 宇吉郎

Lesen Sie イグアノドンの唄 (イグアノドンのうた) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.469 Zeichen · 21 Bildschirme

Aozora Bunko

一億年前の怪魚

ここらあたりで、下の子供はもうすっかり興奮してしまって、すうすうと寝息のような息をしている。そして眼を光らせながら、身動きもしない。二番目の娘も「本当らしいわ。よくそんな本があったね」という。唯一人、もう女学校にはいっていた長女だけが、なかなか承知しない。「小説でしょう。小説みたいな本じゃないの」と、英語が分りもしないくせに、生意気なことをいう。

科学の素晴しい進歩によって、人間はもう地球上のことは、何もかも知り尽くしたように思っている。しかしまだ何が隠されているか知れたものではない。『ロスト・ワールド』の恐竜や翼肢竜こそは、さすがにその現存の可能性は考えられないが、それに類する事件は、近代になっても、時々実際に起っている。少し昔の話でよければ、南米の海岸に、牛くらいの大きさの動物で、脚が六本ある怪物の屍体が、漂着したことがある。大部分腐っていたので、その詳細な記録は残っていないが、そういう怪物が、まだ神秘の大洋の何処かで、ひそかに棲息しているのかもしれないと考えた方が、かえって科学の心に通ずるであろう。

一億年前の怪魚

『コンティキ号漂流記』の著者は、まことに巧いことをいっている。