Japanische Klassiker mit Furigana
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オシャベリひめ
オシャベリ姫
かぐつち みどり
Lesen Sie オシャベリ姫 (オシャベリひめ) von かぐつち みどり (かぐつちみどり) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 24.785 Zeichen · 49 Bildschirme
けれどもお父様の王様は、もう姫の云うことを本当になさいませんでした。
「お前の云うことはみんな嘘だ。その上にそんなに強情を張ってオシャベリをやめないならば、もうおれの子ではない。この国では嘘を吐いたものは石の牢屋に入れることになっているのだから、貴様もいれてやる」
と云ううちに王様は立ち上って、泣き叫ぶ姫の襟首をお掴みになりました。
お母様のお妃は慌ててお止めになって、
「サア姫や。嘘を吐いて済みませんでしたとお云い。これから決して嘘を吐きませんとお云い。お母さんが詫をして上げるから」
と云われましたが、姫は頭を振って「イヤイヤ」をしながら、強情を張って泣くばかりでした。
「よし。そんなに強情を張るならいよいよ勘弁できぬ」
と王様は大層腹をお立てになって、とうとうオシャベリ姫を石の牢屋に入れておしまいになりました。
石の牢屋はお城の地の下の、真暗なつめたいところにありました。
オシャベリ姫はそこに入れられて、あんまり怖いので石の上に寝たままオイオイ泣いていましたが、いつまで経っても誰も助けに来てくれません。お母様や女中の名前を呼んでも、あたりは只シンとして真暗なばかりです。