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Japanische Klassiker mit Furigana

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オシャベリひめ

オシャベリ姫

かぐつち みどり

Lesen Sie オシャベリ姫 (オシャベリひめ) von かぐつち みどり (かぐつちみどり) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 24.785 Zeichen · 49 Bildschirme

Aozora Bunko

お叱りになってはいけないのですよ。妾もどこに行ったろうと思って探して見ると、二人とも機織り部屋に行って糸を紡いでいるのです」

「何、糸を?」

とお妃さまが云われました。

「感心だねえ。夜も寝ないで糸を紡いでいるのかえ」

「それがまだ感心することがあるのですよ……」

オシャベリ姫はなおも前のお話をつづけました。

「あたしは、二人の女中が今頃何だって機織室に這入って糸を紡いでいるのだろうと思って、ソッと鍵の穴から中の様子を見ますと、本当にビックリしてしまったのです。だって東の方の壁と西の方の壁に、一列ずつ何百か何千かわからぬ程沢山の蜘蛛がズラリと並んでいるのです」

「何、蜘蛛が! おお、気味のわるい」

と王様とお妃は一度に云われました。

「ところがそれがちっとも気味わるくないのです。東の方の壁に並んでいる蜘蛛はみんな黄金色で、西の方のはすっかり白銀色なのです。そのピカピカ光って美しいこと。そうして黄金色の蜘蛛のお尻からは黄金色の糸が出ているし、白銀色の蜘蛛のお尻からは白銀色の糸が出ているのを、二人の女中が一人ずつ糸車にかけて、ブーンブーンと撚って糸を作っているのです。