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Japanische Klassiker mit Furigana

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ガラマサどん

ガラマサどん

佐々木 邦

Lesen Sie ガラマサどん von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 99.079 Zeichen · 202 Bildschirme

Aozora Bunko

「社長はそんなことは一向言わなかった」

「その通り狡いんです」

「しかし考えて見給え。お互同志と違う」

「はあ」

「冗談にも程合ってものがある」

「無論僕達が悪かったんです」

「あやまる外はなかろう?」

「はあ」

「僕が一つ策を授けてやる」

「何うぞお執成を願います」

「いや、僕じゃ駄目だ。赤石さんに頼んであやまって貰い給え」

「ところがその赤石さんもカン/\でしょう?」

「無論好い感情は持っていまいが、君達は赤石さんにあやまらない積りかね?」

「あやまります」

「この際、社長を動かせるのは御同難の赤石さん丈けだ」

「はあ」

「赤石さんにあやまって、赤石さんからあやまって貰うさ」

「然う致しましょう。しかしあやまった上にお願いをするんですから、厚かましい話ですな」

「それは君達が好んで仕出来したことだ」

「仕方ありません」

「何なら僕が一緒に行ってやろうか?」

「はあ。何うぞ願います」

「それじゃ今晩、斯うっと、七時頃に僕のところへ来給え」

と中島さんが口添えをしてくれることになった。

「河野は何うなりましたか?」

と私は責任を感じて訊いて見た。

「あれは雇員だから辞令も何も要らない」

「矢っ張りいけないんですか?」