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Japanische Klassiker mit Furigana

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クねずみ

クねずみ

宮沢 賢治

Lesen Sie クねずみ von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.599 Zeichen · 12 Bildschirme

Aozora Bunko

おれでもすればいいんだ。えい。おもしろくもない、散歩に出よう。」

そこでクねずみは散歩に出ました。そしてプンプンおこりながら、天井裏街の方へ行く途中で、二匹のむかでが親孝行の蜘蛛の話をしているのを聞きました。

「ほんとうにね、そうはできないもんだよ。」

「ええ、ええ、全くですよ。それにあの子は、自分もどこかからだが悪いんですよ。それだのにね、朝は二時ごろから起きて薬を飲ませたり、おかゆをたいてやったり、夜だって寝るのはいつもおそいでしょう。たいてい三時ごろでしょう。ほんとうにからだがやすまるってないんでしょう。感心ですねえ。」

「ほんとうにあんな心がけのいい子は今ごろあり……。」

「エヘン、エヘン。」と、いきなりクねずみはどなって、おひげを横の方へひっぱりました。

むかではびっくりして、はなしもなにもそこそこに別れて逃げて行ってしまいました。

クねずみはそれからだんだん天井裏街の方へのぼって行きました。天井裏街のガランとした広い通りでは、ねずみ会議員のテねずみがもう一ぴきのねずみとはなしていました。

クねずみはこわれたちり取りのかげで立ちぎきをしておりました。