Japanische Klassiker mit Furigana
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クラリネットをふくおとこ
クラリネットを吹く男
小川 未明
Lesen Sie クラリネットを吹く男 (クラリネットをふくおとこ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.736 Zeichen · 4 Bildschirme
の子守唄を吹いてきかせました。二人の少年は、じっと耳をすましてきいていました。バケツを下に置いて、さおを肩にかついだまま、お母さんに抱かれていたころを思い出すように……。
それから、三人は、話しながら、お家の方へ帰っていきました。
「僕は、学校で会があると、ハーモニカを吹くんだよ。」と、良ちゃんが、いいました。
「李さん、良ちゃんはうまいんだよ。」
「こんど、クラリネットと合わせてみようか。」
「ほんとうに、吹いてみよう。」
秋のはじめでした。源さんに、召集令が下りました。
「どうか、家のことはあんじないで、お国のためにはたらいてください。」と、近所の人々が、源さんにいいました。
「一命をささげて、ご奉公いたします。」と、源さんは、誓いました。
それから後のことです。源さんの家では、お菓子屋をはじめました。李さんは良ちゃんに、
「どうだ、一つジンタになって、店のひろめをしてやろうじゃないか。」と、いいました。
「ああ、それがいい。」と、良ちゃんは賛成して、清ちゃんにも相談しました。
冬空の下に、クラリネットと、太鼓と、ハーモニカの音が、いりまじって聞こえました。