Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ゼラールちゅうい

ゼラール中尉

菊池 寛

Lesen Sie ゼラール中尉 (ゼラールちゅうい) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.909 Zeichen · 16 Bildschirme

Aozora Bunko

彼らはまた自分たちの番が、すぐ回ってくるのを、確信しているようであった。

ガスコアン大尉とゼラール中尉との交情は、十日ばかりの間、順当に発展した。が、その間に大尉は初めは少しも気がつかなかった苦いかすが、中尉との交情の中にあることを見出したのである。

大尉は最初の内は、華やかな交情を得たことを欣んでいた。従っていろいろなものをその欣びの中に包んでいたが、その欣びによっても紛らせきれないものが、時々大尉の神経に触り始めたのである。

それは外でもない、中尉ゼラールは、いかなる場合にも自分の意志をとおすという、ほとんど病的に近い性癖を持っていることであった。

カフェーへ行くと、中尉はきまって、友人の賛同を待たずに「ポンチ二つ」と、注文する。ガスコアン大尉の嗜好がなんであるか、何を望んでいるか、何を飲むことを要求しているかということは、ほとんどゼラール中尉の念頭にはないようであった。何か食う時にもまたそうである。「鶉の蒸焼を二皿」とか「腸詰を二皿」とか、ゼラール中尉はいつも他人の分までも注文した。が、時々ガスコアン大尉がキュラソーの方を、より多く望んでいる時などに、