Japanische Klassiker mit Furigana
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ちっぽけなおの
チッポケな斧
Lesen Sie チッポケな斧 (ちっぽけなおの) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.233 Zeichen · 21 Bildschirme
バーナード・ショオとか、ヴォルテールとか、そういう憎まれ者も必要なものだ。カニの横バイがイヤだと云って、どうしても横バイに応じない参議院副議長というのが一人ぐらい現れるのは、一ツの国会風景としてもユーモラスで面白い。議場で小便たれたり掴みあいする連中に比べて、このユーモアは真剣で汚らしさがなく、まことに健全ではないか。こういう妙なイコジや、風の変ったガンコが相集り、相論じ、ケンケンガクガクのアゲクに少しずつ真理が生れ、真理に近づいて行くものだ。究理の徒はイコジである。イコジであることによって真理の一部を逸しもするが、イコジでなければ真理をまもれないのが自然であろう。
カニの横バイがイヤだと云ってどうしても天皇の前で横バイしない副議長の存在を汚れのない健全なユーモアとして認容したり観賞したりすることが大切だ。もっとも、カニの横バイをしないのは怪しからん、という言い分のある人は大いに彼を攻撃するのも結構であるが、しかし、それによって副議長や政治家が失格だという結論が現れるのは奇妙じゃないか。副議長や政治家の条件や手腕はカニの横バイには関係ない。ツムジマガリの生きにくい国は文明が低いと思えばマチガイない。