Japanische Klassiker mit Furigana
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ハイカラこう
ハイカラ考
木村 荘八
Lesen Sie ハイカラ考 (ハイカラこう) von 木村 荘八 (きむらしょうはち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.649 Zeichen · 16 Bildschirme
入りしたことがあったという。
二十一歳におなりになると、それからは明治天皇は、公式服装の場合は一切、出るにも入るにも洋装となさった。千年の緋袴白袍は深々と蔵に埋められて、歴史の彼方に去ったのだ。
ハイカラという言葉は、英語の high collar の訛りであることはいうまでもなく、発音が「ハイカラ」とつまって、日本語になった。元は「ハイ・カラー」と原語なみにカラーを引張って云ったものである。
ハイカラにかぎらず、これは何によらず外来語が「日本語」に生れ代る場合には、発音のつまることは言葉の経験するところで、modern にしても、モダーンと引張るうちはまだ半洋半和である。「モダン」とつまるに及んで、日本語となり、同時にその世相風俗も日本の板につく。ticket という言葉などこれが「ティッケット」と、よく云われるように舌を噛みそうな発音で云われる間は、まだまだ日本のものではない。これが日本語となり、同時にそれが日本の生活へ融け込もうためには、思い切って「テケツ」にならなければならない。
世相の変遷はこう云った言葉の移り変りをキャッチすることによって、先ず端的にその「急所」