Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ピムキン、でかした!
ピムキン、でかした!
宮本 百合子
Lesen Sie ピムキン、でかした! von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 17.906 Zeichen · 36 Bildschirme
――どうしたってことよ! あ? 父ちゃんか、親父がやったんか?
――殺されはぐった。
アグーシャは、手の甲で涙を拭いて、唇にはりついてる髪の毛をかきのけた。だが、いくら拭いても、涙はアグーシャの頬っぺたを流れる。
アグーシャは永い間ぼんやり床にへたっていてから、そろそろ手を動かして、散らばってる布をあつめはじめた。
――何して、あげ怒るか俺にゃわかんねえ。俺托児所さ枕と敷布とつかい手ねえお前のちっちゃかったときの籠もってこうとしただけでねえか。
アグーシャのあごのところに紫色のあざができている。ペーチャは、苦々しげに、
――親父あ、決議んとき手あげなかったちゅうこった。
といった。
――なあペーチャ、お前ピオニェールだ。正直、俺さいってくれな。
しばらくしてアグーシャが、持ち前のしずかな思いこんだ調子でいった。
――俺間違ってるだべえか。俺にゃどうしてもソヴェト権力のええとこさ見える。だまされていたとは思えねえ。
ペーチャは我知らずアグーシャの腕をとって、やさしく、
――立ちな。アグーシャ。
と励ました。
――お前の方が本当だよ。親父は年とって、新しい社会が、俺らんところで出来てくのが、わかんねんだ。