Japanische Klassiker mit Furigana
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ピムキン、でかした!
ピムキン、でかした!
宮本 百合子
Lesen Sie ピムキン、でかした! von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 17.906 Zeichen · 36 Bildschirme
無教育なアグーシャをペーチャは親父よりずっと親しく感じた。このごろ、親父はアグーシャとよくひどい喧嘩をやる。それもいつだって、ペーチャはいないときやるんだ。
――こねだ、小遣かせぎに荷馬車借り出してひいたら、事務所さ三割とられたって大ぼやきした、あんときもお前なぐったか?
ゆでた馬鈴薯をもって来てテーブルで食いながらペーチャがきいた。
――ああ。だけんど、あのときゃたんだ三つですんだ。
グレゴリーが帰って来た時、ペーチャはペチカの下へついている床几で、毛布にくるまって眠っていた。
――眠ったふりしていた。
大体托児所には人気があった。
――どげえなもんが出来あがるっぺ……イワノヴォ・ヴォズネセンスクには風呂場までついて、栓ねじると湯の出る托児所があるそうだで。
――南京虫にくわれねえだけでもハアちっこい者にゃ楽だよ。
後家マルーシャは、笑いながらある日アグーシャにいった。
――アグーシャ、ききな! 昨日ピムキンの気違い、とてもいい羽根枕、托児所のためにって持って来たぞ。――どっからかっぱらって来たんか……見てな、きっと今にピムキンがあの枕かえせって来べえから……。