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Japanische Klassiker mit Furigana

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ペーチャのはなし

ペーチャの話

宮本 百合子

Lesen Sie ペーチャの話 (ペーチャのはなし) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.392 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

お互に損だ。ナア、だから、村サヴェートで大会があるときは手を上げなさんナヨ。反対するんだ! よしか?」

そして、酒をのませ、ペーチャが学校からうちへかえって見たら、真昼間、酒くさいイビキをかいて、ペーチャのおやじは眠ってる。

おっかさんが、手招きをしてそっとペーチャを裏の胡桃の木の下へつれ出した。レスコフの云ったことを話し、

「だが、私はレスコフはだますと思うよ。考えて見るに、レスコフは、俺らを働かせ、くれる物より十層倍もの物を儲けておるんだ」

と溜息をついた。ペーチャはピオニェールだし、学校で、くわしく集団農場のことを聞いている。

「おっかさん、集団農場へ入る方がズッといいんだ。機械でウンと耕せば、ウンと麦がとれる。集団農場が儲ければ、平均に働いてる者にも分け前が来るし、托児所やクラブも出来るんだヨ! 活動写真をタダで見れるようになるんだよ!」

大会のあった後、ペーチャの家は大騒動がオッ始まった。

「太い女郎め! 亭主に反対して集団農場さへえる奴があるか! 畜生!」

おやじは火の玉になってペーチャのおっかさんをなぐりつけようとした。おっかさんは泣きながら、