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Japanische Klassiker mit Furigana

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ペーチャのはなし

ペーチャの話

宮本 百合子

Lesen Sie ペーチャの話 (ペーチャのはなし) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.392 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

私はお父さんが恋しくてたまらないからレスコフのところへ行く。かんべんしてくれなさい!

愚かな母より」

涙がペーチャのほっぺたを流れた。

それから、ペーチャは長いこと考えてたが、その手紙をもって村の集団農場の議長のところへ行った。

議長は、その手紙をひろげ、読んでから、

「ふーむ」

とうなった。

「……ペーチャ、お前はさてどうするかね?」

ペーチャは、答えた。

「俺は、集団農場さ残る。……だって、集団農場はサヴェートのもんで――俺らサヴェートの子なんだもん」

議長は、大きなつよい手で、しっかりペーチャの手を握って勇ましく振った。

「同志、ありがとう! 一緒に働こう!」

それからペーチャは、集団農場のクラブで暮すようになった。

夏休みが来ると、毎朝早く、赤旗がヒラヒラ風にひるがえるトラクトル(耕作の機械)にのっかって畑に出て行くペーチャの姿を、村の人がみんな嬉しそうに見送った。