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Japanische Klassiker mit Furigana

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マクシム・ゴーリキイのでんき

マクシム・ゴーリキイの伝記

宮本 百合子

Lesen Sie マクシム・ゴーリキイの伝記 (マクシム・ゴーリキイのでんき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 60.543 Zeichen · 120 Bildschirme

Aozora Bunko

一日中暇のない程忙しいのだが、ゴーリキイの心は重く、馴染深いオカ川の河岸や、お祖母さんが懐しく、一緒に屑を拾った仲間のチュールカそのほかの徒党に会いたい。

ゴーリキイはお払箱になるために、何か計画を立てたいと思うようになった。主人の時計の機械に酢をさした。これは、主人を狼狽させたが追い出される役には立たず、全く予想外のことからゴーリキイの若い希望は達せられる羽目になった。或る午飯の時、石油コンロの上でスープを煮ていた鍋をひっくり返して両手に大火傷をした。これで病院に入れられ、家へかえされたが、火傷の原因は、小僧ゴーリキイが、どうしてもその晩、靴屋を逃げ出そうと考え耽っていて、ついぼんやりしてしまったからであり、彼をそんな思いつめた心にしたのはサーシャの死んだ雀の祭壇と、ピンの植えられた靴とであった。その数日前の或る夕方靴屋の主人のところに働いていた病身の料理女が、サモワールを持ち上げようとして跼んだ拍子にのめったまま、全く突然死んでしまった。目の前でこれを見たサーシャとゴーリキイとは深い恐怖に打たれた。警官が来て、少し歩き廻って、心づけを貰うと出て行った。